「徒然草」第189段と「絵本徒然草」橋本治著の文を読み、答える問題です。
解答は今日の新聞にあるので、自分の教えている生徒向けに解説してみます。
解説
(1)「まぎれ」=「気をとられる」と考えると、何に気をとられるのかを考えます。
その前の文を読んでみると「あらぬ急ぎまず出て来て」とあります。
そうすると、「あらぬ急ぎ」に「まぎれ暮らし」と考えられます。
(2)「障り」(さはり)・・・「障」の字がつく熟語を挙げてみましょう。
「障害」や「支障」などあんまり前向きの意味では使われないことがわかります。
意味がわからないときは、まずそのあたりから意味を推測してみましょう。
(3)「かくのごとし」の部分がどの内容を指しているのかを読み取る問題です。
Bの「どうせ俺の思っていることなんかみんなはずれていくんだから」に該当する部分です。
(4)「絵本徒然草」の内容に合致する部分を「徒然草」から抜き出す問題。
「当たり」=「俺の思っていること」と考えるとわかりやすいと思います。
後半部分で5字以内なので、3~5字以上のあてはまる言葉をさがしましょう。
最後の行にある「まこと」(真理)は、「俺の思っていること」ではないので注意を。
(5)「譲歩」とか「柔軟」とか、候補はいろいろ出てくると思います。
しかし、Bの後半の文章に「安心」という語句がたった1箇所だけ出てきます。
その語句の前後を読めば、「怠惰」という語句が出てくると思います。
(6)主題にかかわる問題。
たいていは、文章の最後に来ます。
「徒然草」も主題が最後の部分に来ています。
なにが「まこと」(真理)なのかが一番いいたいことと考えられます。
だから、答えはその上の部分の「不定と心得ぬる」となります。
おーい、教えている生徒よ、できたかい?(^_^)/
家庭教師の仕事内容や、中学校問題の解き方を教えます。
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