遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
中3生は、受験本番ですね。私立の推薦入試や県立のI期入試がありますので気を引き締めていきましょう。
さて、数学の37回目は【1】の計算はとばして、【2】の確率の問題を解説してみます。
大小2個のサイコロの出た目についての問題です。取り組みやすいのですが、aやbといった文字式が入ると、とたんに難易度が上がります。
言葉に直してみると、そんなに難しいことは言ってはいないんですけどね。
それでは問題を見てみましょう。
(1)a+b=6
サイコロの2つの目を足して6になる確率です。
6になる目の出方は、
(大、小)=(1,5)(2,4)(3,3)(4,2)(5,1)の5とおり。
大小2つのサイコロの目の出方は36とおりなので、求める確率は36分の5となります。
(2)b/aが整数
(大のサイコロの目)÷(小のサイコロの目)が整数となる確率です。
その目の出方は、(大、小)=
(1,1)(2,1)(3,1)(4,1)(5,1)(6,1)
(2,2)(4,2)(6,2)(3,3)(6,3)(4,4)(5,5)(6,6)の14とおり。
よって求める確率は36分の14を約分して18分の7です。
小のサイコロの目(b)から考えると解きやすいですね。
(3)2a+bの値が素数
まずは、この文字式がどの値からどの値までとるのか(変域)を考えてみましょうか。
a,b共に1の場合、この式の値は、
2×1+1=3
また、共に6の場合、この式の値は、
2×6+6=18
その範囲での素数は、3,5,7,11,13,17ですので、それぞれについて値を出しましょう。
3の場合
(a,b)=(1,1)
5の場合
(a,b)=(2,1)(1,3)
7の場合
(a,b)=(3,1)(2,3)(1,5)
11の場合
(a,b)=(5,1)(4,3)(3,5)
13の場合
(a,b)=(6,1)(5,3)(4,5)
17の場合
(a,b)=(6,5)
の13とおり。よって求める確率は36分の13になります。
素数ということから、bの値に1,3,5の奇数を代入して考えると解きやすいですよ。
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