(1)イオン式
電解質である塩化ナトリウムが水に溶けて、陽イオンと陰イオンに分かれます。
陽イオンの水素イオンH+、陰イオンの塩化物イオンCl–に分かれていればいいでしょう。
他に塩化銅や塩化水素の電離についても、復習しておいた方がいいですよ。
(2)再結晶
溶解度曲線のグラフから考えます。溶解度の差が大きい物質ほど結晶が多くできます。
A:硝酸カリウム
60℃のときの曲線の値(110くらい)と、20℃のときの曲線の値(32~33くらい)の差を調べます。具体的な値は分からないので、マス目の数で確認した方が分かりやすいですね。この場合はマス目7つ半にしてみます。
B:ミョウバン
Aと同様に、60℃のときの値(55くらい)、20℃のときの値(11くらい)の差は、マス目4つ半としてみます。
C:塩化ナトリウム
溶解度の差が少ないので、ほとんど変化はありません。
A~Cを比較すると、一番マス目が多いのはAなので、Aの硝酸カリウムが結晶が最も多くできます。
(3)質量パーセント濃度
計算式は
なので、この式に値を入れて計算します。
溶質の質量は、硝酸カリウムの60(g)、
溶液の質量は、硝酸カリウムと水の和なので、160(g)
よって、60×100÷160=37.5(%)
(4)
縦軸の60の横線と、硝酸カリウムの溶解度曲線が交わるところの水の温度が答えになります。
30℃と40℃の間、40℃寄りなので、イの38℃を選びましょう。
[ads_code_5]
コメント
コメントはありません。