民報チャレンジ数学46の解説です。直角三角形を使った図形の問題ですね。(1)①は作図なので省略して②から解説します。
図形の問題なので、文字では伝わりにくいところがあります。画像も作成してみましたので、参考にしてください。
(1)②円すいの体積を求める
まず三平方の定理を使って、辺ABの長さを出します。
AB2=AC2-BC2
=9-4
=5
AB>0より、ABはルート5cm・・・①です。
次に、円すいの底面積は、半径2cmの円ですので、
2×2×π=4π(cm2)・・・②
最後に公式を使用して体積を求めます。(底面積)×(高さ)×1/3ですので、
②×①×1/3より、答えは3分の4ルート5π(cm3)となります。
(2)①立体の体積を求める
この四角形を辺BCで2つの三角形に分け、辺ACと辺BDを合わせると、長方形ABCDとなります。
求める体積は、この長方形ABCDを1回転させた体積と等しくなりますので、底面積が半径2cmの円、高さがルート5cmの円柱になります。よって、
2×2×π×(ルート5)で4ルート5π(cm3)となります。
(2)②立体の表面積を求める
表面積の場合は、円柱の場合の表面積とは異なりますので、個別に考えましょう。
以下のように分けます。
ア)辺ACを1回転させてできるおうぎ形の面積
イ)辺CDを1回転させてできる円柱の側面積
ウ)辺BDを1回転させてできるおうぎ形の面積
ア)とウ)は同じ面積になります。
ア)の場合
辺ACである母線(r)が3cm、底面の半径2cmの円の円周(l’)は4πcmなので、おうぎ形の面積は、中心角を求めない式S=1/2l’rを使用して、
S=1/2×4π×3
=6π(cm2)・・・①
イ)の場合
半径2cmの円の円周4πと、辺CDの長さルート5をかけて4ルート5π(cm2)・・・②
ウ)の場合
ア)と同じなので、6π(cm2)・・・③
求める表面積は①+②+③より、(12プラス4ルート5)πcm2となります。
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