民報チャレンジ数学45の解説です。多分今回で最後ですね。
統計の分野、度数分布表を使った問題です。
問題数は2問。このような問題はあまり時間をかけずに、5分ぐらいで解いてしまいましょう。
(2)は細かく場合分けしましたが、このような解き方にこだわる必要は全然ありませんので、入試本番にこのような問題が出たならば、具体的な数字を入れてみて、さっさと解いてしまって、別の問題に移りましょう。
(1)相対度数
全体が181人、問題ないように該当する生徒の人数は30人と44人を合わせて74人。
よって74を181で割って、0.408…となるので、小数第3位を四捨五入して0.41と答えます。
(2)中央値(メジアン)
3番と7番を除いて、本の冊数を少ない順に並べると、
4,7,10,13,16,19,20,28
ここからは出席番号3と7の生徒がどの位置に入るのか個別に考えてみます。
ア)3と7の生徒がどちらも中央値を求める位置にいない場合
中央値は(10+13)÷2=11.5、(13+16)÷2=14.5、(16+19)÷2=17.5のいずれか。
よって問題に適しません。
イ)出席番号7の生徒が中央値を求める位置にいる場合
13<2x<16より、6.5<x<8なので、x=7、2x=14になります。
このとき、本の冊数を少ない順に並べると、
4,7,7,10,13,14,16,19,20,28
となりますが、中央値は(13+14)÷2=13.5(冊)なので、問題に適しません。
ウ)出席番号3の生徒が中央値を求める位置にいる場合(これが正解)
13<x<16より、26<2x<32となります。
このとき、本の冊数を少ない順に並べると、
4,7,10,13,x,16,19,20,…となり、
中央値は(x+16)÷2=15より、x=14となります。
よって答えは14(冊)。
資料の問題で文字(xなど)を使用した問題はよく見られます。
どのような問題が出題されるかは、わかりません。
語句の具体的な意味(今回の問題なら相対度数や中央値などです)をしっかり理解しておくようにしましょう。
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