民報チャレンジ国語36の解説です。市川朔久子著「ABC!曙第二中学校放送部」からの出題です。
漢字の問題である(1)はとばして、(2)から解説します。
(2)「虚をつかれた」理由を選ぶ
「虚をつかれた」のは、その直前の箇所にあるように、みさとの問いかけに葉月が答えたためです。みさとの、「もしかして、わたしのために?」というセリフも考慮すると、1「大会についてあまり関心がないと思っていた葉月が、原稿について考えてくれていたから。」が正解になります。
(3)理由を四十字以上四十五字以内で説明
傍線部より前の葉月の行動をまとめましょう。具体的には、
「歩きだそうとした葉月がふと足を止めた。一瞬、なにか言いたげな顔をする。」
「葉月はまたふいと目をそらし、行ってしまおうとする。」
の2か所を字数内でまとめればよいでしょう。
「葉月が大会用の原稿について言いかけたが、またふいと目をそらし、行ってしまおうとしたところ。」
(4)適切なものを選ぶ
1…「葉月やみさとの友情が順調に築かれていく」部分が×。少なくともこの文章中からは読み取れません。
2…「勝ち気で自身に満ちたみさとの性格」が×。最初の段落で、葉月に気後れして、気安く声をかけたことを後悔しているところから、違うとわかります。
3…「互いの考えを理解しあっている」のが違います。理解しあっているのなら、みさとは葉月を追いかけたりはしません。
よって、4「みさとから見た葉月の描写を多く用いて、葉月にもっと協力してほしいと願うみさとの心情を表現している。」を選びます。
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