民報チャレンジ英語第32回目の解説です。中学生の浩と父の対話文からの出題です。
内容はだいたい以下のような感じです。
父:おい、浩。来月、祭りがおこなわれるぞ。今晩、おまえも獅子舞を練習しないか?
浩:ええと、わかった。
父:〔 〕
浩:できないよ。上手に獅子舞を舞うのは難しいよ、なぜなら独特だからさ。いつも2,3人で一緒に舞うけれど、町では5人が一緒に舞うんだよ。だから、練習は好きじゃない。
父:う~ん、浩、お前は始めたばかりだ。( A )。お前は多くの人の前で舞うときに気分がいいだろう。
浩:そう思う。僕らの獅子舞は〔 ① 〕と思う。上手に舞いたいよ。グループで別の世代の人たちから多くのことを学べるけれど、中学生の生徒はとても少ないんだ。もしグループにたくさん若い人がいたら、もっと面白くなるのに。
父:そうだな。子供のころ、グループにはたくさん〔 ② 〕人たちがいたよ。( B )とても楽しい時を過ごした。でも浩、楽しいことだけが目標じゃないんだぞ。
浩:どういう意味?
父:獅子舞を舞うことには目的があるんだ。町の人たちを団結させるんだよ。一緒に舞って、そのことが、きずなを強くするんだ。
浩:そんなこと、今まで考えたことなかったよ。
父:浩、お前は何度も祭りを見てきた。この町の人たちは、祭りを誇りに思っている、そして、毎年それは〔 ③ 〕。獅子舞は、祭りでもっとも大切な部分なんだよ。
浩:わかった。それは知らなかったよ。獅子舞は、町でとても大切なんだね。自分自身と町のために、舞う方法を学んでみるよ。
父:それを聞いてうれしいよ。やってみるべきだ。
浩:OK。やってみるよ。
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ここから問題の解説になります。
(1)適語選択
①から③の組み合わせとして最も適当なのを選びます。
・①
ア「小さい」イ「素晴らしい」ウ「便利だ」エ「大切だ」
この中では、本文の内容から、イかエでしょうね。
・②
ア「忙しい」イ「若い」ウ「年取った」エ「面白い」
①で選択肢がイとエに絞りました。前後の内容からすると、エは不適当なので、イを選びます。
・③
ア「作られる」イ「行われる」ウ「始められる」エ「呼ばれる」
①と②の選択肢から答えはイとなったのですが、一応内容を確認してみると、意味が通じますので、イが答えになります。
(2)適文選択
日本文に訳すとこんな感じになります。
ア「私たちは他の2人と上手に舞うために、獅子舞を練習すべきだ。」
イ「あなたは私に、祭りのために熱心に獅子舞を練習するように言った。」
ウ「私たちは獅子舞を練習し、多くのことについて話し合った。」
エ「もし熱心に練習すれば、祭りで上手にそれをすることができる。」
オ「中学生の生徒は、祭りのために獅子舞を練習する必要はない。」
・A
浩は獅子舞の練習を始めたばかりみたいなので、どうやったら、ちゃんと練習をするかを、父親の立場から考えると、エになりますね。アを息子に話しても、練習しないでしょうね。
・B
父の子供のころの話ですので、過去形で述べられています。過去形の選択肢はイとウです。イの内容は前後の内容に合いません。よって、ウを選びます。
(3)対話文の内容を英語で書く
父の問いかけに対し、浩が”No,I can’t.”で答えます。ですから”Can you ~?”という文章ができればいいですね。
あとは、浩が”It’s difficult to dance our Shishimai well,…”と話していますので、この内容を加えれば完成です。
“Can you dance Shishimai well?”
(4)指示語の内容を日本語で具体的に書く
thatは、その直前の内容をあらわすことが多いので、前の文、”I’ll learn how to dance it for myself and for our town.”を日本語に訳せばいいですね。「具体的に」書くので、”I”は「私は」とはせずに「浩は」とし、”it”も「それ」とせずに「獅子舞」としなければなりません。注意しましょう。
「浩が自分自身のために、また町のために獅子舞の舞い方を学ぼうとすること。」
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