民報チャレンジ国語の29回目は、田中修(たなかおさむ)著「植物のあっぱれな生き方」からの出題です。
本文中に書かれている「頂芽優勢」とか「オーキシン」、「サイトカイニン」などの語句は、高校の生物で習うところですね。このような語句を目にすると、参考書片手に必死に暗記していたころを思い出します(^-^;
(1)本文中の言葉を使って、30字以上40字以内で書く
傍線部①の前に、「だから」とありますので、前の部分にその理由があると考えられます。前の部分から40字以内でまとめましょう。
模範解答ですと、
「肉食の動物が食べる動物も、もとをたどれば、植物を食べているから。」
ですが、本文中の表現をなるべく使う場合は、
「肉食動物に食べられる動物は、もとをたどれば、植物を食べて大きくなったから。」
などのような、解答でもよいのではないでしょうか。
(2)「られる」の用法
選択肢の「られる」の用法は以下のとおりです。、
ア:敬語(尊敬)
イ:可能
ウ:受け身
エ:自発
傍線部の「られる」は「受け身」ですので、ウが正解ですね。
(3)本文中の言葉を使って、30字以上40字以内で書く
傍線部③のあとにある「頂芽優勢」という語句を後の部分から探します。すると、傍線部③の段落から数えて、4段落目に「頂芽優勢という現象は…」とあるので、ここから内容をまとめます。
この場合は、段落の最後の部分に「 」でくくられているところを、そのまま解答にすればいいので、見つけることができれば、楽な問題といえますね。
「オーキシンが、茎を通って下のほうに移動し、側芽の成長を抑えているから。」
(4)接続詞の問題
前の部分は「サイトカイニン」という物質についての性質を述べています。
後の部分は「オーキシン」という物質について述べています。
前の部分と後の部分とでは、話がつながっていないので、エの「一方」を選びます。
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