民報チャレンジ国語の27回、稲垣栄洋(いながきひでひろ)著「弱者の戦略」からの出題です。
(1)理由を30字以上35字以内で説明する
つい、本文中すべてから探したくなりますが、傍線部①の段落は、「そのため」で始まっています。
ということは、前の段落の内容を受けていると予想できるので、前の段落から理由を説明している部分を探してみます。
すると、空欄部のあとの言葉、「自分がナンバー1になる自分の居場所を作る必要がありから。」に対応した、「つまり、ナンバー1になれるオンリー1の場所こそが、・・・」が見つかります。
ということは、その前の部分が空欄に入る言葉と考えられます。
その前の部分「もし、ニッチが重なれば、重なったところでは激しい競争が起こり、どちらか一種だけが生き残る。」から、30字以上35字以内で書いてみましょう。
「ニッチが重なったところでは、激しい競争が起こり、一種だけが生き残る」というのが模範解答の例として挙げられています。
(2)空欄に当てはまる言葉を本文中から9字で抜き出す
ポイントとなる言葉は「ニッチの条件」です。本文中からポイントとなる言葉を探してみます。
すると、本文の下段の最初の段落が、「このように、条件を・・・」で始まっており、他には「条件」という語句が見られないようなので、この段落から該当する部分を探します。
すると「小さく狭く、細かく」がちょうど9字になりますので、この部分を抜き出します。
(3)適当なものを2つ選ぶ
イ:同じ種類の生物は5つのパズルのピースのうち1つしかなく、しかも争っている図ではないので、×。
ウ:本文中には述べられていない内容なので、×。
オ:パズルのピースにはそのようなものは描かれていないので、×。
よって、ア、エが正解になります。
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