民報チャレンジ(国語26)「世界の読者に伝えるということ」からの出題

民報チャレンジ国語の26回目は、河野至恩著「世界の読者に伝えるということ」からの出題です。

(1)適語選択

・a

前の内容
 外国語の自分から遠い文化で生まれた作品には親近感はない。

後の内容
 古典や名作には文化背景が違っても作品を読ませる何かがある。

ということから、「しかし」「ただし」が入るかな?と候補を絞ります。

・b

前の内容
 世界の日本文化の受容の実態調査した本は興味深い事例が多く、学ぶことも多い。

後の内容
 最近はそのような情報もインターネットを通して、リアルタイムで手に入るようになった。

これは、「また」しか入りませんね。

イ「だが」は、その次の文頭が、「しかし」ではじまっているので、真っ先に候補から外します。

ということで、ア(aしかし、bまた)を選びます。

(2)本文から八字で抜き出す

「このような」とありますので、前の部分から探してみます。前の段落に内容が書かれているので、八字で探してみますが、見つからないので、その前の段落も見てみましょう。

ここでキーワードとなるのが「日本文化」という言葉です。この語句の近くを探してみると、先ほどの(1)aの部分の5行前「日本文化」という語句を発見できます。

この語句の直前に「世界の読者の視点」というちょうど八字の言葉が見つけることができます。

(3)

②部分の前に書かれている内容を、うまくまとめている選択肢を選びます。
「日本の文化が海外で人気がある」ことは、別の言葉で読みかえられて、「日本人(日本文化)の○○のためだ」という結論に導いてしまうことが多いということなので、

「日本の文化が海外で人気がある理由を、日本人が考える日本人の国民性に結びつけてしまうこと。」を選びます。

(4)

①三十五字以内で書く

「職人」ときいてどのような人を想像するでしょうか?私なら自分の腕に自信があり、頑固で納得いくまで仕事を黙々とこなす人といった印象でしょうか。

そのような部分を本文中から探してみると、「***省略***」の後の部分に、「確かに、日本では、説明せず黙って自分の信ずることを行うこと…」とありますので、その周辺部を参考にして文章を作ります。

「確かに」という後の部分は、その前の部分を改めて言い換えていることが多いので、その前の部分からも問題の内容に沿った部分を探してみます。

「よいものは必ずいつか伝わるのだから、本物の日本文化をそのままに発信する姿勢」というように、カッコ内の部分をそのまま使うと「職人芸的」な要素がありませんので、後半部分にその要素を取り入れて、

「よいものは必ずいつか伝わるのだから、説明など必要ないと考える姿勢」という模範解答の様な文章を作るようになりますね。

②六十字以内で書く

これは難しいですね。

世界の読者の視点に立って語る文化論が必要なのに、日本からの視点での説明は説得力がなく自慢話のように聞こえてしまう、という内容から、模範解答のように、

「日本の文化に接する機会を得た世界の人々が、自分の視点でとらえた日本文化を真の日本文化だと思い込むということ。」

とは、なかなか書けるものではないです。特に後半部分は該当する文章が本文中にないので、自分の言葉で書くしかないですね(+_+)


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