民報チャレンジ国語の24回目は、池内了(いけうちさとる)著「科学・技術と現代社会」からの出題なのですが、今回は本文の内容とは、ほとんど関係ない問題になっています。
漢字や熟語の構成の説明なら、わざわざ長々と文章を載せなくとも、単問で数多くの問題を出した方が受験生にとっては、入試問題対策になるのですが・・・。
3問だけなので、解説しなくともいいと思いましたが、一応解説しときます。
(1)同じ漢字を含むものを選ぶ
A.
ア、技巧の「技」
イ、議決の「議」
ウ、講義の「義」
エ、半信半疑の「疑」
不思議の「議」と同じものはイです。
B.
ア、貧困の「困」
イ、古今の「今」
ウ、混迷の「混」
エ、根絶の「根」
根拠の「根」と同じものはエですね。
C.
ア、出典の「典」
イ、展望の「展」
ウ、天衣無縫の「天」
エ、点滅の「点」
典型の「典」と同じものはアです。
D.
ア、携帯の「帯」
イ、体得の「体」
ウ、生態の「態」
エ、待機の「待」
状態の「態」と同じものはウです。
(2)適切な言いかえの表現を選ぶ
傍線部①の前の部分で、アインシュタインも見えない部分で何が起こり、どのような仕組みが働いているかを知りたいと思っていた、ということを読み取れれば簡単ですね。エ「アインシュタインでなくとも」を選びます。
でも、それを知らなくとも(=知らないとしても)いろいろな文章を読んでいれば、きっと解けるはずです。このような表現に慣れてください。
(3)熟語の構成
「予想」の
予は「あらかじめ」
想は「おもう」
と分けて考えると、「あらかじめ」というのは「おもう」という語句を説明しています。
ですから、「予」が「想」を修飾していますので、ウ「上の漢字が下の漢字を修飾している」を選びます。
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